2017年12月26日火曜日

クリスマスは、どんなのがいいか


メリークリスマス、
ジョワイユーノエル、
などなど。

ともかく、お祝い。

家族がいても、
家族がいなくても、
友だちがいても、
友だちがいなくても、
楽しいクリスマスを。
楽しくなかったら、無理しないで、
静かなクリスマスを。
さもなければ、幸せな、ふつうの日を。

と、お祈りいたします。

*****

さて、
ノエルに、
私は、上の写真のような、こんな、
すてきなカードをいただきました。
手作りの、クリスマスカードです。
うれしいです。

うれしいといえば、
今年は、ステキな、サブレもいただきました。
手作りの、星形のサブレ。
三日月形のも。
これも、とてもおいしくて、
うれしかったです。

きっと、
作るときには、
あわててバターを溶かさないで、
ゆっくり、やわらかくして、
白くあわだてて、お砂糖をまぜて、と、
ていねいに、作られた、サブレ。
その方の、ていねいさが、伝わってくる、
おいしいサブレ。



お昼には、クリスマスのごちそうをいただいて、
午後は、ロワール川に散歩に行きましたら、
灰色の、つまらない景色でした。
寒いし、しめっぽい天気でした。
だれも、散歩に来ていませんでした。



けれど、
よく目をこらしてみると、
枯れ木の中に、
ひとつ、青い葉っぱをつけた、
小さい木が、低く、ぽつんとしていました。
ぽつんと、
がんばって、いるように見えました。





あしたは、買い物、大そうじ。
学校の仕事は、しばらくお休みです。
ラクと言えばラクですが、
家の中の、やることが、多くなります。
私は、どちらかというと、それが苦手です。

それに、いつもより、
家に、人がたくさんいますから、
料理も、かたづけも、多くなります。
ほんとは、のんびり、ぐうたらと、休みたいです。

一人でいれば、
さみしく思ったりしますが、
たくさんの人がいると、あたふたとしたり、します。
いつになっても、
あぁ、これで、よろしい!と
言い切れない自分が、ちょっと、情けないです。

来年は、
もうちょっと、
なんでも、肯定して、
「これでよろしい」と、言いながら、生きたいな、
なんて、思ったりしました。


きょうも、読んでくださって、ありがとうございました。



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2017年12月19日火曜日

クリスマスは、ありがたい



きのうは、一日中、魂つめて仕事していました。

ので、夕方にやっと、
散歩に出ました。
すると。

夕方といっても、
もう、まっ暗です。
そんな中、ノエル(クリスマス)のかざりが、きれいなこと!

暗い中、
明かりのついた家や、お店というのは、
ただでも、きれいです。
それが、ノエルなんで、
みなさん、腕をふるって、ステキなかざりになっています。



うわぁ、こんなにきれいだったっけ、と
思いました。
それが、目にしみて、
一日の疲れにも、しんしんとしみて、
気持ちいいです。

夕方に、こんなふうにゆっくり散歩するのは、
久しぶりです。
こんなに、きれいなものがあるなんて。
気がつかなかったです。


ノエルは、私は、クリスチャンでもないのに、
ごちそうをいただいたり、
プレゼントのやりとりをします。
プレゼントは、何にしようかと、
このごろは困ったりします。
もう、モノなんて、十分足りてるのに、と
文句も言いたくなります。

それに、
お店の人たちを見ていると、
なんだか、ノエルというより、
せかせか、仕事、というふうに見えてしまいます。
毎年、ちょっぴり、忙しく感じます。

ですが、
いくら、仕事っぽく思えるノエルでも、
やっぱり、これは、きれいだと、
あらためて思いました。





思いつくままに、歩いて、
大通りの方に向かいますと、
だんだん、いい香りがしてきました。
甘くて、あったかい香りです!

それは、vin chaud ヴァン ショーでした。
 「あたたかいワイン」です。
シナモンのようなスパイスのはいった、
ワインの売店。
仕事帰りの人たちが、立ち止まって飲んでいます。

その雰囲気の、あったかいこと。



このごろは、
朝起きれば、まっ暗で、
夕方には、すぐまっ暗。
くもりで、寒い日ばかりの冬です。
気分も、暗くなりそうです。
そんな中、
ノエルの明かりは、ほんとに、ありがたいです。
ウインドーのきれいな色も、ありがたいです。

カメラを持っていなかったから、
とれませんでしたけど、
近所の薬屋さんのも、とってもきれいでした。
うすい青と、ピンクで、きれいなかざりつけでした。

そういえば、
お店の、あのマダムは、ふだん、
着ているものも、色がステキで、楽しいな、と
思い出しました。
きっと、あのマダムがかざったのだろうだなと思いました。



家の方にもどってくると、
近くの学校に、
明かりがついていて、
これまた、きれいでした。

きょうも、訪れてくださって、どうもありがとうございました。


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2017年12月15日金曜日

ちょっぴり、ジェラシー



先日、仕事場で、
引退する方の、お別れ会がありました。

その方は、
とっても、やさしいおじさんです。
フィリップといいます。
私の働く学校で、去年くらいから、
用務員のようなお役を、していました。
定年退職。

その、お別れ会というのが、
シンプルで、シンプルで、
フィリップのやさしさが、ただよっていました。
とても、私には、まねできないです。

もともと、フィリップが、
ぜひ、お別れ会をしたいから、と
提案してくれたのだそうです。

火曜日の、夜、
授業を終えた教師たちが、
集まってきました。
授業のない人も、わざわざ、やってきました。

職員室のテーブルに、
フィリップが、用意したお皿をならべています。
小さくほぐした、なまのカリフラワー。
プチトマト。
ニンジンの、細長く切ったもの。
ビーツ(お庭でとれた)の、煮たもの。
サラダ菜。

それをつける、チーズクリーム。
パテ。パン。
奥さんが焼いたお菓子、などなど。
たくさん。
そして、ワイン。

そして、フィリップと奥さんの、静かなふんいき。
ただ、それだけです。

それが、ものすごく、心地よかったです。
(その分、これから、
さびしくなるなぁ、という気持ちがふえましたけど)

私だったら、
これぞと、こってしまうでしょう。
こったアペリチフを用意して、
気をきかせようとして、ピリピリしてしまうかもしれない。



フィリップは、静かで、
やさしい目をしています。
学校で、困ったことがあると、私はすぐ会いに行きます。
解決しないのに、もう、フィリップに話しただけで、
解決したような気持ちになります。
別に、大したことないや、と思えてしまいます。

そんな用務員のおじさんが、いなくなるというのは、
ほんとうに、さびしいです。

きのうは、庭の、これこれという花を苅ったよ、と、
写真を見せてくれたり。
きのうは、孫たちが、遊びに来てたよ、と、ぽろっと、
話してくれたり。

これからは、
毎日、時間ができるから、
庭仕事と、大工仕事を、楽しむ予定だそうです。

そういえば、
庭仕事と、大工仕事をかねているお店なら、あります。
なんだか、とてもシンプルで、
ふつうの趣味に、見えます。
そのシンプルさは、
私には、うらやましいです。

フィリップのそばにいると、
なんでもが、シンプルに思えてしまいます。
きっと、
ふつうの、淡々とした人生を、生きてきたんじゃないか、と
思ってしまいます。
ほんとうは、ちがうかもしれないですが、
そんな感じがしてしまうのです。

私とは、ちがうな、
ちょっぴり、うらやましい、と思いました。

そして、
これからは、
心が、ざわざわするようなことがあったら、
心の中で、フィリップを思い出せば、
ほっとするかもしれない、と思いました。


きょうも、訪ねて来てくださって、どうもありがとうございました。


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2017年12月11日月曜日

家で、ぬくぬく



けさは、嵐!
外は、すごい風です。
ひゅーひゅー、バタバタと、きこえます。

そんな朝、早く起きて、
紅茶と、パンを、いただきました。
その、おいしいこと。
外は、嵐というのに、
部屋の中は、あたたかい色の明かりです。
外は、まだ、暗いです。

紅茶は、おいしくて、「蜜」のように思えます。
甘露、と言いたいくらいです。
ただの、ふつうの紅茶ですけど、
入れたては、ほんとに、おいしい。

家があって、
寒さが、しのげて、
ぬくぬくと、朝ごはん。

ステキな、ひとときです。



家の、あたたかい感じといえば。

先日、
夕方、ピアノの授業をしていましたら、
生徒さんが、はいってきたとたん、
なんとなく、いいにおいがしました。

お菓子が焼ける、においでした。
それが、服にくっついて、
学校まで、はいってきました。
きっと、お母さんが、
お菓子を焼いてるのだろう、と
想像してしまいます。

お台所の明かりが、
目にうかんできます。
オーブンをあけて、
焼き具合を見ている、お母さんが、
見えるような気がします。



外は、寒かったり、
雨がふったり、
暗い天気続きです。
日が短くなって、
暗くなればなるほど、
それは、ノエルが近い、ということです。

もうそろそろ、
プレゼントの準備を、はじめようと思います。
だれに、なにを、と
色々考えるのです。
けれど、よく考えると、
たいてい、
お金で買えないものを、プレゼントしたいのです。

たとえば、
「元気な心臓」とか、
「やすらかな、気持ち」とか。



その線でいくと、
「家で、ぬくぬく」も、
私は、いいな、と、
思ったりしました。

きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。


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2017年12月6日水曜日

同じようで、同じでない



けさは、ちょっと寒さも、ゆるまりました。

ロワール川へ、散歩に行きましたところ、
どうしても、
川岸に、おりる気がしませんでした。

きっと、いつもと同じ景色が、あるのだろう、
なんとなく、退屈、

と、思ってしまいました。

それならば、
と、Uターンをしました。
だれも、なにも、用がないのだから。

ところが、
しばらくすると、きれいな色の苔が、目に入ってきます。

うーん。
同じと思っていても、
きのうとは、ちがうのかもしれません。
毎日、日ざしはちがいますし、
苔だって、成長してるはずです。

それで、やっぱり
なんとなく、水のにおいを、吸いたくなってしまいました。
ふたたび、Uターンをして、
川岸にむかいました。



川には、かもめが、キーキーと、
鳴いています。
なんだか、海にいるような気分になります。

水辺を歩くのは、楽しいです。

川の水は、たんたんと、流れています。
同じ水だと思って、毎日みていますが、
毎回、
ちがう水のはずです。




まぁ、最後の一葉が!

と、おもしろく思って、ながめてしまいました。
けれど、
よく見れば、そうではなくて、
たぶん、釣り人の、浮きです。


やっぱり、川岸におりて、よかった。
そういえば、
これまで、同じ散歩だったということは、ないな、
毎回、ちがうな、と
思い出したりしました。

きょうも、読んでくださって、
どうもありがとうございました。


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2017年12月1日金曜日

外国に住む、ということは



やっと、仕事が、ふた山、終わりました。
そのあいだ、
フランスふだん「日記」が、とどこおってしまいました。

「日記」といいながら、
実は、「週記」にもなっていないのではないかと、
気が気でなかったです。

さて、
きのうは、友人と、ごはんを、一緒しました。

かわいそうに、彼女は、
パートナーとうまくいかなくて、
思いつめています。
私も、そういう経験は、ありますから、
その心細さや、くやしさは、なんとなく想像できます。

それにしても、
その心細さといったら。

一人になっちゃうかもしれない。

この心細さというのは、
外国に住んでいるからなのか、
それは、生まれ育った母国にいても、同じなのか、
と、私は考えてしまいます。

同じ悩みがあっても、
母国にいたら、
もう少し、心の底に、
どっしり、安心感があるような気がしてしまいます。



うーん、
やっぱり、外国に住むということは、
そう、なみたいていのことではないな、と、
今さら、
思いました。

たとえば、
毎日、外国語を話して、
生きています。
それは、
かなりの、がんばりなのかもしれない、
なにげなくやっていることだけど、
もしかすると、
かなりの努力をしてるのかもしれない、と
我が身のことが、
けなげに、
ちょっと、かわいそうに、思えました。

ロワール地方は、かなり寒くなりました。
みなさまも、どうぞ、
あたたかくして、お大事に、おすごしください。
読んでくださって、どうもありがとうございました。




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