2017年4月6日木曜日

日本人だから、という偏見


きのうは、勤めている学校で、評価がありました。
教師の私が通信簿をつけるのではなくて、
通信簿を、もらうのです。

毎年一回、学長さんの面接を受けて、
「大変よくできました」とか、
「よくできました」などと、
いろんなポイントについて、評価されます。

きのうは、
いつもどおり、いい点をもらえましたし、
学長さんに、ほめられたりして、
形式、とはわかっていても、
なかなか、いい気分でした。

15年くらい前、こんな制度ができたときは、
とてもドキドキしながら、面接を受けに行っていましたが、
今では、もう慣れてしまっています。
だいたい、いい点をもらえるからです。
よく考えれば、学長さんにだって、上司がいます。
そして、通信簿をつけられます。
ですから、
なるべく、自分の部下のよいところを、上司に報告する方が、いいのだと思います。



それが、
時がたつにつれて、このポイント表は、ますます充実してきました。
「同僚と協調性がある」
「上司の言う事をよくきく」
「時間に正確」
「問題解決をできる」などなど。

今回、
前もって渡されたポイント表は、5ページもありました。
そのポイントひとつひとつについて、
「ダメなケース」
「よくできましたケース」
「大変よくできましたケース」と、
細かく描写されています。

自分がどれにあてはまるか、よく考えましょう、ということです。

それにしても、こういうことをすると、
いったい、どのくらいの人たちが、
本当にやる気になって、
仕事の改善をはかろう!と燃えるのか、
ちょっぴり、気になります。


そんなことを思いながら、
小一時間、
上司のオフィスで、わりとリラックスして、
面接を受けていますと。

今年は、学長さん、なぜか、
日本文化のことを、話されます。

私の、生徒への接し方が、ふんいき的に、
茶道のように、日本的だ、と。
それは、生徒を敬意をもって扱っているし、
いざとなれば、生徒をかばう、からです、と
おっしゃいました。

それが、日本的かどうかは、
ちょっとよくわからないなぁ、と思いながらも、
でも、そうかなぁ、
学長さん、いったいどんなドキュメントを、テレビで見たんだろう、
茶道のことを、特集してたのかしら、
などと考えていると、

そう、
来年は、ぜひ、
「茶道」をテーマに、生徒コンサートを開きませんか、
とまで、おっしゃったので、
思わず、

はい!よろこんで!

と答えてしまいました。

が、
茶道なんて、私、よく知りませんし、
音楽と、どう結びつけよう?!

ちょっと、あとの祭りです。
焦ってしまいますが、
それにしても、また、
私のルーツを、こんなふうに、良く言ってもらえて、
受け入れてもらえて、よかったと、思いました。

先代の日本のかたがた、
今の、日本の方々に、報告したい気持ちになりました。

きょうも、読んでくださって、ありがとうございました。
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