2016年9月28日水曜日

こんなものが、おふくろの味だなんて



きょう、水曜日は、午後からの仕事です。
ですので、朝市に行きました。
けっこう早くに、行きました。

とちゅう、
常設の市場の中を、とおりました。

肉屋、
やおや、
魚屋、
などなど、準備をしています。

すると、

なんとも、なつかしいにおいがします。
なんだろう、と目をつむって、
考えたところ、、、

きゅうりの切ったの。
ウインナの、炒めたの。

そうそう、
これは、遠い昔の、
幼稚園のお弁当メニューです!

なんだか緊張して、
制服を着て、
黄色いかばんをななめに下げて、
黄色いうわばきぶくろも、もって、
朝ご飯も、なかなか飲み込めないまま、
スクールバスに乗って、
幼稚園に行っていました。

黄色いカバンの中には、お弁当。
お弁当箱は、アルミで、
「ぴっきいちゃん」というサルの絵が。
三輪車に乗っている。

中身はといえば、
ごはんと、
塩をふった、きゅうりの乱切りと、
炒めたウインナソーセージ、というおかず。

なんだか、そまつな、お昼ごはんです。
でも、そのおいしいにおいは、
よく、覚えています。

しかし、
キュウリとウインナが、
私の「おふくろの味」だなんて。
なんか、味気ない、と思います。

そうでなくて、
おいものにっころがし、とか、
煮物、なんていうのが、
おふくろの味なのだと、思っていました。

でも、このにおいは、
私にとっては、
世界のどこを歩いていても、すぐわかる、
心の中では、ピカっと光るような、
そんな、においです。
においをかいだだけで、
いっきに、幼い自分にもどれます。
なつかしい、なつかしい、
「おふくろの味」。

やれやれ、と、
思いながら、
きょうの、朝市では、
とうもろこし、ぶどう、にんじん、
そして、ひさしぶりに、
農家のお花を、買いました。



それでは、仕事に、行ってまいります。

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2016年9月27日火曜日

やってみて、よかった



きのうは、ヒップホップのレッスンに行きました。
クラスは、初心者むけです。

私のような年の人(55才)が行ったら、
若い人たちの雰囲気を、こわしてしまわないだろうか、
と、とても迷ったのですが、
とうとう、思い切って、行ったのです。

4年間ぐらい迷った、と、思っていましたが、
実は、もっともっと昔から、
やってみたいな〜と、思っていたような気もします。

さて、
「初心者、大人向け」と
書いてあったので、思い切って行ったのですが、
行ってみると、
半分以上が、10代の少女でした!

今まで、スポーツクラブでは、
自分の「年歳の半分」の人たちと一緒に、体を動かしてる、と
思っていましたが、
これだと、おおよそ、
私の「年歳の3分の1」の人たちと一緒、ということになります。

なんか、残念、というか、
自分でも、いやになってしまいます。

けれど、そういう、
心の中の、グダグダを、ちょっとわきにおいてみると、
かっこいい音楽が、耳にはいってきます。
それはそれは、楽しい、体を動かしたくなる、音楽です。

もう、いいや、
年なんて!
と、思ってしまいます。

それに、幸い、私より3才も年上の、
おじさんが、一人、いたのです。
(もとい、「いてくれた」のです)
前歯がぬけた、おじさんです。
あぁ、よかった。

さて、
音楽に合わせて、バウンスしろ、と言われます。
バウンスというのは、弾む、っていう意味です。
それが、気持ちいいこと!

それに、
「音楽をよく感じて、自然に、弾むのがいい、
まじめに、ただ、リズムに合わせて動いたってダメ」
と、言われます。

大賛成、オッケーよ。まかしとき!

と言いたくなります。
そうやって、体を動かしていると、
ちょっと、酔ったような心地です。
体が、ものすごく、喜んでいます。
今まで、お行儀悪いから、とか、品がないから、と
禁止されていたような動き、なんですから。

先生は、
ヒップホップのいろいろな様式を、教えてくれます。
実に、まじめな学校の先生、という感じです。
これから一年、いろんなことを習えそうで、
うれしいです。

ちょっと、玉にきずなのは、
6人、と、グループの人数が少なすぎて、
もしかすると、解散になってしまうかもしれない、
という心配です。
まだ、わかりませんけど。

このクラスが、続きますように、と
心の中で、祈ってます。

音楽学校の授業も始まり、
すっかり、秋になりました。
けさの散歩では、日なたに行くのが、うれしい、
というような、気候でした。

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2016年9月22日木曜日

外国にいることを、思い知らされる



きょうは、秋分です。
みごとに、
ちゃんと、秋に、なりました。
暑すぎた9月も、
ふつうの、涼しい秋に、もどりました。

コスモスといえば、たしか、秋の花です。
わたしの出番、というように、
さかんに咲いていました。
香りも、はなやかです。
菊と、マーガレットの香りをたして、2で割ったような香りです。



ところで、わが家、親戚には、
9月、10月生まれの人が、多いのです。
ケーキを焼いたり、
プレゼント選びをしたりすることの多い季節になります。

そして、
日本にいる祖母は、
この9月に、100才になりました!

体は、かなり弱っていますが、
別に、痛いところがあるわけでもなく、
心おだやかに、
毎日を、暮らしているようです。

こんど、新しい施設にはいったそうです。
が、
お部屋の人がひとり、
同じことを、日になんべんもなんべんも、繰り返すのだそうです。
それにあきたのか、
親戚の者が会いに行くと、ものすごく、喜ぶそうです。

そんな知らせをきいて、
そりゃそうだな、と、かわいそうに思います。



祖母は、庭いじりが好きでした。
私が幼かったころ、
おばあちゃんちに、お泊まりに行っては、
祖母にくっついて見ていたので、
その影響か、
私も、庭いじりが好きです。

けさ、水やりをしながら、
祖母だって、さぞかし、庭いじりをしたいだろう、と
思いました。
文句もいわずに、施設でしずかに、毎日を暮らしているそうだけれど。

そして、
その昔、
私が、外国で生活している様子を、手紙に書いて送ると、
たいてい返事を書いてくれて、
内容はおおかた忘れましたけど、
「よくがんばってるね、でも、なんだか、かわいそうにも思う」
というようなことを書いてくれたことがあって、

そんなことを書いてくれる人は、他にいなかったので、
とても、印象的だったのを、思い出しました。
そのころは、祖父も元気で、
にぎやかな毎日だったはず。

今では、
私が、庭いじりを楽しみながら、
庭いじりをできなくなった、祖母のことを、
かわいそうに、思います。

(でも、本人は、気にしてないかもしれません)

そういえば、最近は、私は、
メールを書く数がふえたけれど、
紙の手紙を、あまり書かなくなりました。
祖母に手紙を書くことも、少なくなりました。

100才の祖母は、メールを使わないです。
こんな、当たり前のことを、忘れていました。

あぁ、きょうは、
祖母に、手紙を書こう、と思いました。
でも、どこから、書き出したらいいのやら、
でも、まぁ、内容はどうでもいいから、
急がないと。

と、そんな気持ちになりました。



日本も、とても涼しくなったそうですね。
季節のかわり目、どうぞお大事におすごしください。

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2016年9月19日月曜日

私には、スローの方があっている


つい、このあいだまで、あんなに暑かったのに、
とたんに、ものすごく涼しくなりました。

まるで、ジェットコースターに乗っているようです。
33度から、いっきょに、13度に。
暖房をいれた人も、います!

いっきょに、さびしい雰囲気になりました。

きのう、日曜日は、ノルマンディの海岸に行きました。
ドーヴィル、という所です。

友人に、パイロット夫婦がいて、
たまに、飛行機に乗せてくれるのです。
それも、
人を乗せるのが、楽しくてしょうがない、という感じで、
「行こうよ、行こうよ」と誘ってくれるのですから、
ありがたいこと、この上ありません。

その方たちに、誘われて、
日帰りで、海まで行ってきました。
が、
小雨はふるし、
到着の空港では、暖房がはいっていて、
夏は、もう終わったな、という気が、しんしんとしました。

魚屋さんが、店の奥で、
料理を食べさせてくれるレストランに、行きました。
そこで、
イワシだの、タラだの、カキだの、エビを食べて、
おしゃべりがはずんで、
海辺をちょこちょこっ、と歩いて、
そして帰ってきました。

むこうにいたのは、たったの数時間だけです。

私の感想は、
「飛行機を操縦するというのは、ややこしそうで、
ずーっと注意が必要で、けっこうくたびれるように見える」
ということと、
「雲がきれい」
ということと、
「遠くに行ったのに、ほんとうに遠くに行った気が、しない」

でした。


せっかく、乗せてくれるのに申し訳ないけれど、
やっぱり、私には、
いつ発つかわからないような、船に乗って、
何日もかけて、ユラユラと揺られて行くのが、
一番あっているように、思います。

もちろん、船は、
時間はかかるし、
ぜんぜん便利ではないですが。

でも、パイロットの彼らに、誘ってもらうと、
よろこんで、ついていきます。
彼らの人柄が、大好きだからです。
さっぱりしていて、行動力があって。

ところで、
海辺の、おみやげ屋は、閑散としていました。

中へ入ると、日にあたった木の香りがしていました。
プラスチックのバケツやら、シャベルやら、
子どものビーチのおもちゃが、ぶるさがっていて、
夏の香りかどうだか、
なんだか、なつかしい香りでした。

私は、そこにしばらくいて、
深呼吸して、
その香りを、胸いっぱい吸いました。

遠い昔の、
昭和時代の、海水浴場のこと が思い出されて、
これは、「海の家」のにおいかもしれない、
と、思ったりしました。
そして、帰途につきました。



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2016年9月15日木曜日

地中海は、悲しみも楽しみもいっぱい



数日のあいだ、南フランス、ニースの方に出ていました。

ニースといえば、
まだまだ、喪の期間です。

私は、ニースの海の色が大好きで、
ときどき、泳ぎに行きます。

ですが、今年は、どうしても、
ニースの海岸に
泳ぎに行く気になれませんでした。
それで、
となり町のお宿に、泊まることにしました。

すると、
電話で、そのお宿の人が、
「そんなこと言わないで、
ぜひ、ニースに行ってあげてください」
と、言っていました。

でも、そんなこと言ったら、
ご自分の商売が、繁盛しないでしょうに、
と、気になりましたが、
となり町の方もふくめて、地元の方々は、
そうやって、いつもどおり、笑顔で、
観光客をむかえる努力をしているのかな、
と、思いました。

ところで、
ニースの海をのぞいては、

このあたり、南フランスの海岸のふんいきは、
私の感覚に、しっくりといくわけではありません。
あまりに華やかすぎます。
それに、建物が多くて。

とはいうものの、
今年は、とても楽しいことを発見しました。

ふつうの、海水浴場で、
お魚が、見える、ということです。
それも、たくさん、です。

先月、イタリアのへんぴな島で、
お魚と泳いだ時は、とっても感激しましたが、
こんな、人の多い海辺でも、
魚がたくさん、いるのでした。



↓ 私の大好きな、縦じま一本もようの、魚。



7月に、その島で泳いだとき、
水中で泳ぐ魚が、あまりにもきれいでした。
そして、
写真に撮れないのが、とても残念でした。

そのあと、便利で小さな水中カメラを、みつけました。
これは、自分にぴったりだと思いました。
すぐに、手に入れました。

そして、また泳ぐチャンスを、待っていたのです。

別に、アクアラングをつけるわけでもなく、
もぐる、というわけでもなく、
ふつうの水泳ゴーグルをつけて、
水中カメラを片手で持って、
泳ぎました。

海岸は、ふつうの海岸です。
けれど、いったん水にはいれば、
こんな世界が、ひろがっています。

でも、これは、
あたりまえの景色なのでしょうか?
東京生まれ、育ちの私には、
竜宮城に来たような、豪華さなのです。

泳ぐ魚なんて、水そうか、絵でしか、見たことないです。






私は、水着で、素手で、ふつうに泳いでいますので、
息つぎをしなくてはならない、です。
それが、めんどくさいですが、
それをのぞけば、
まさに、魚になったような、心地です。

魚と一緒に、泳ぎます。
たまに、ぱらぱらぱら、と小さな魚も、
無数に、見えます。
(動画をアップしてみました。
ごらんになりたい方は、どうぞ、こちらへジャンプなさってください






私がそばへいっても、あまり逃げもしませんし、
たまに、大きな魚だと、
なんとなく、興味があって、よってくるような気もします。

もう、楽しくて、
我を忘れて、
息つぎするのもたまに忘れて、アップアップしながら、
魚といっしょに、泳ぎました。


動画も、写真も、ちょっと
見づらいかもしれませんが、
ほんの少しでも、この「竜宮城」の景色を、
お伝えできたら、と、思い、
アップしてみます。

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2016年9月8日木曜日

アイスクリームの淑女




きのうの夕方、お米を買いに行きました。
すぐ近くの店に、です。
大通りをわたって、歩道を歩いていたところ。

エレガントに長い、無地のワンピースが、見えます。
ちょっと重みのある、布です。
あら、今どき、めずらしい、と思って、
じろじろ注目していますと、
近づくにつれて、
その女性の正体が、見えてきます。

その女性は、まさに「淑女」といった感じです。
ほっそりしていて、髪はアップにしています。
そして、
アイスクリームを、まじめに食べているのです。
それも、2階建ての、
がっしりとした、アイスクリームです。

その方の、頭の中で、どういうことが起こっているのかわかりませんが、
もしかすると、
道ばたで、買い食いをして、食べてはいけない、
というような、しつけで、育った方かもしれません。

そのせいか、
ちょっとはじの方に、人波からはずれて、
キャディーを、わきにとめて、
立ち止まって、
姿勢よく、でも、なかば、隠れながら、
おさじで、コーンから、アイスクリームを食べています。

クリーム色のと、チョコレート色の、
おいしそうな、おっきなボールが、
ぎっしりと、積み重なっている、
それを、
全神経を集中させて、おさじですくっては、食べてらっしゃる。

うーん、と
私は心の中で、感心してしまいました。
そして、
なんだか、拍手したい気持ちに、なってしまいました。

私だったら、
アイロンもかかっていない、パンタロンをはいて、
ぺろぺろと、かつ、きょろきょろ見ながら、
歩きながら、食べますが、

でも、まぁ、スタイルがちょっと違う、という点をのぞいては、

食べたくなった時に、食べる、というやり方は、
おんなじです。
お気持ち、わかります!

そして、

「淑女」の頭の中には、

お行儀の悪いことをしてはいけない、という軍と、
食べたい時に、食べたいものを食べる、という軍が、
ひしめき合って、
ぐいぐい、押し合った結果、
「食べる軍」の勝ち〜!
と、旗のあがった、風景が、見えます。

と、
私の勝手な想像ですけれど、
そんな気がして、
拍手をしたくなってしまいました。



けさは、暑くて、朝の4時に目がさめました。
窓をあけて、涼しい風を入れて、
また、うとうとしました。

朝ごはんのあと、空を見たら、
元気のいいお日さまが、のぼってくるのが見えました。
「また」暑くなるのかな、と
ちょっぴり、にくらしく思いましたが、

それでも、日一日、涼しくなっている気もします。



朝のロワール川では、
涼しい風が、さわさわと吹いていました。

きょうも、読みにきてくださって、ありがとうございました。
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2016年9月7日水曜日

いっきょに、あわただしくなる



きのうは、
いろいろな人が、家を訪ねてくれました。

仕事、
おしゃべり、
手伝い、
それぞれ、ちがう理由で、です。

バカンスが終わって、
また、生活がはじまったたなぁと、
あらためて、思います。
いっきょに、あわただしくなりました。

しばらく、静かすぎると思っていたら、
とたんに、動きはじめました。

そして、
この暑さの中、
ラッキーにも、花束を、
一日に、
二つも、いただきました!
こんなことは、めったに、ないです。

白ユリの花束。
どうして、この方は、私がユリを好きだと
わかったのかしら?
観察力が、すごい、と
うれしくなりました。

ひまわりの花束。
これを持ってきてくださった方のように、
明るく、楽しい、深い表情。

花びんに生けて、
おしゃべりしていた時、
ちょうど、花のところに、夕方の光がさしてきて、
そこだけが、濃い色に輝いて、
実にきれいでした。

その時、写真を撮りたかったのですが、
おしゃべり中だったのと、

なによりも、
その光り方に、見とれてしまって、
その場を、離れたくなかった、のです。

実に、ステキな、一瞬でした。



さて、

けさの朝市では、
とうもろこしが、来ていました。
しばらく前から、待っていたのです。

「おぉ、とうとう、出ましたね!」
と、言うと、
「ウィ〜!(えぇ)毎年、新学期のころに、出ますよ」

なるほど、そういえば、
新学期に、受験勉強中の娘に、
こういう、トウモロコシを、ゆでたことを、
思い出します。
3年前のこと。

今では、もう、
うちには受験生はいなくなりました。

ただ、くいしんぼうな私が、
トウモロコシの、皮むきをしています。

皮の色が、うす黄みどりで、
ちょっと透きとおっていて、
クレープ紙のようで、やわらかい。

なんとなく、さびしい感じもしますが、
まぁ、いいか。



そして、けさは、
また、ちがう色の朝顔が、咲きました。

なんだか、とてもうれしくて、
毎日、朝顔の花を、写真にとっています。

でも、日本の方にとっては、
めずらしくも何ともないでしょうね。
お許しください。

きょうも、はるばる訪ねてくださって、
ありがとうございました。

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2016年9月6日火曜日

優等生っぽい、顔



まだまだ、蒸し暑い、ロワール地方です。
朝は、まだいいのですが、
午後は、どんより、暑いです。

けさは、朝顔が、3つ、咲きました。
毎日、朝顔をながめるのが、楽しくてなりません。
こんなに、ステキな植物だったとは、忘れていました。

というより、
小さいころよりも、好きになっています。

ひと朝しか、咲かない、短いいのち、という、
フレッシュさも、好きなひとつです。
ツルが、くるくる、ひとりでに巻きつく様子も、かわいい。

右巻き。

(南半球に行ったら、左巻きになるのかな、と
少し、気になります)

ツルをからませる、竹の棒も、風流。

小さい時、わが家に、
朝顔市で、買ってきた鉢植えが、ありました。
ツルをからませるところが、竹で、できています。

実は、覚えてはいないのですが、
そばで、幼い自分が写っている写真が、あるのです。
そのころの、若い親たちが、
ステキだな、と思って、買ってきたはずです。

今なら、その思いが、わかるような、気もします。

ところで、
うちに咲く、朝顔は、たまに、ちょっと妙です。



こんなふうに、シワがついています。

こないだも、そういうのが咲いたので、
水やりが足りないかな、と思って、
ちょっと多めにやってみたのですが。
それでも、こうなってしまいました。

たたんでおいたテーブルクロスを、出してきた時のような、シワです。

「ちょっと。アイロンかけてくれる?」
と、声が、きこえてきそうです。

けさは、



とうとう、こんなに、シワクチャなのも。

私は、夏の、綿や、麻のパンタロンをはく時、
洗い立ての、ちょっとシワのついたのを、
そのまま、はいてしまいます。
ザクザクとした、織り目の肌ざわりが、気持ちいいです。
はいているうちに、なんとなく、体になじんできて、
シワも、見えなくなってきます(と、思います)。

アイロンかけが、めんどくさい、というのも、あります。

そんな私が、
朝顔に、
「アイロンかけなくちゃ」
という気持ちにさせられます。

それにしても、ふしぎです。
しわがなくて、
さわやかな、
優等生っぽい顔をした、花も、あるからです。

どうして、こうなるのか、
それぞれ、こんなに違うのか、
それは、ほんとうに、ふしぎです。

なにはともあれ、朝顔は、
それぞれ、どの花も、かわいいです。



日本では、セミの声にかわって、コオロギの声がし始めたそうですね。
こちらでは、
八百屋さんで、スイカを見かけなくなり、
かわりに、ブドウが、出てきました。

少しずつ、季節がかわっているのが、わかります。


きょうも、
読んでくださって、どうもありがとうございました。
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2016年9月2日金曜日

「ガンコじじぃ」



月が、変わりました。
近くの学校も、はじまったようです。
朝、窓をあけて、机にむかっていると、
イキイキとした町の音が、はいってきます。

私たち、音楽院の授業も、
そろそろはじまります。



ところで、
大したことではありませんが、
困ったことがあります。
朝ご飯に、いつも食べるチーズが、手に入らないのです。

フランスには、チーズが400種類くらいあるというのに、
この私は、どうしても、
「この」チーズがいい、というものがあります。
ごくふつうの、大量生産的チーズ。
おいしくて、おいしくて、
毎朝食べても、あきないです。

なんど、店に足を運んでも、
棚の、その位置は、からっぽ。
もう一週間以上になります。
牛乳会社の、ストのせいかもしれません。

他のチーズでも、いいのですが、

すると、なぜか、
調子が、くるってしまいます。
味のせいか、
成分のせいか、
よくわかりません。
そのせいで、
体調まで、おかしくなってくるような気もします。

自分でも、情けなくなります。
柔軟性がない、というか、
頭が固い、というか、
考えが固い、というのか。

つまり、
頑固、っていうことです。

頑固といえば。

その昔、
小学生のころ、
近所の狭い道ばたで、缶ケリなどをして、大勢で遊んでいると、
「うるさい〜!」と叱られたりしました。

そんな時はよく、
「ガンコじじぃ〜!」と言い返して、
一目散に、逃げてきました。

今、思えば、
たしかに、子どもたちの遊ぶのは、うるさいです。
缶ケリなんて、なおさら。
もっと遠くで、遊んでくれ〜と、言いたくなるのも、わかります。

けれど、そのおじさん、
どういうお年だったんだか。
もしかすると、
私は、もう、その「ガンコじじぃ」さんの年を、
超しているかもしれません。

それは、わかりませんが、
もし「ガンコ」と、はやしたてられたら、
返す言葉がないです。
子どもは、口答えが、じょうずだな、と思いました。
うまく、弱みをついています!

今でも、そういう言い方、するのかしら。

などなど、
このチーズの件は、
昔の自分に、「ガンコ〜」と言われているようで、
ちょっと、イヤな気持ちになりました。

けさの朝顔は、「たたみじわ」がついていて、
なんだか、かわいらしく思いました。
こんな大きいものを、広げるのは、けっこう大変なのかもしれません。
よっこらしょ、と風呂敷を広げたような、感じでした。
























読んでくださって、ありがとうございました。
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