2016年6月30日木曜日

心のゆれる、おやつ会

ハンドメイドのお店

私のつとめる、音楽学校では、
ほんとうは、来週はじめまで、授業があります。
ですが、試験も、発表会もおわりました。
もう気分は、夏休みです。

それで、今週は、
夏休みの宿題を出したり、
おしゃべりをする、おやつ会の週にしました。

毎年、そんなふうにしています。

ふつう、学校でおやつ会があると、
子どもたちが、おやつを持ってくるようです。
でも、35人の生徒さんくらいのおやつなら、
私一人で、まかなえそうですし、
ちょっと、かわったおやつにしたい、と思い、

私の大好きな、お茶と、
アラブのお菓子、ロクムを、もっていきます。
(フランスで、手に入ります)

バラ味のロクムが、特に、おいしいと思います。
口に入れると、おなかまで、
ぐ〜っと、よろこびが入ってくるような心地です。

それを、生徒さんたちに知ってもらおうと思って。

アラブの湯のみと、急須も、持っていきます。
すると、めずらしさも手伝って、
生徒さんたち、
喜んでくれるのでは、と期待しているのですが。

きのうは、2回ある、おやつ会の、1回目でした。
ロクムが好きな人、
クッキーの方が好きな人、
お茶が好きな人、
まぁ、それぞれでした。

そんな中、ちょっと、心が動いたことがありました。

おしゃべりをしていて、
一人、中学生の男の子が、
残念そうでした。
このクラスで、ロクムを知って、
このお菓子を、大好きになった男の子です。

今回も、ロクムのたっぷりはいった大きな箱を
2つも、持って来てくれました。
ニコニコしているのですが、
時間になっても、
ぐずぐず、なかなか席をたちません。

そして、
音楽を続けるかどうか、
迷っている、と言っているのです。
どうやら、やめたいような、雰囲気です。

私も、残念ですが、
本人が、やめたいのなら、しかたありません。
今まで、ちょっぴりやる気がうせたことも、
何度かある、男の子です。

無理に、ひきとめても、しかたないと私は思います。
そして、いろいろ話していると、
彼の、デリカシーが、伝わってくるようです。

ピアノがいやなのではなくて、
義務のソルフェージュがいやだから、と言うのです。

だったら、
ソルフェージュを、一年間お休みにしてもらえば、
とりあえず、ピアノは続けられますよ。

と、伝えても、

それもそうだが、
やっぱり、ピンポンにも魅力あるし、
ハンドボールもやりたいし、
でも、ピアノも続けたいし、
なんて言っています。

ははぁーん。

きっと、
もうピアノは、やめる、と決心しているのかもしれません。
でも、
私にむかって、
「ピアノやめます」
とは言い出せないのかもしれません。

今年も、例年のように、
ルクムのおやつ会に、来てくれて、
ただ、ただ、
お名残惜しそうに、しています。

中学生の、男の子の心の中が、
ゆれているのが、伝わってくる感じです。
さよなら、って言いきれない感じです。

私も、困って、
じゃぁ、ピアノは一年間、お休みっていうことにしましょう、

と、あわてて「妥協策」をうみだして、

「じゃ、またね。いつでも戻っておいで。
とりあえず、いいバカンスを!」

と、
お互い、すてきなバカンスを願い合いました。

そして、
もうひとつ、
私は、はっとしたことがありました。

今まで、
義務のルフェージュが、いやだから、と
ピアノを、やめていった生徒さんたち。

もしかすると、
ほんとうは、
「ピアノ、もうあきました」と、
私にむかって、言えなかったのかもしれません。
ソルフェージュのせいに、しただけかもしれません。

よくわかりません。
いずれにしても、
生徒さんたちの、デリカシーが伝わってくるような、
そんな気持ちがします。

そういうことに、なかなか気のつかない私。
それでも、
今さらでも、気がついたんだから、まぁ、いいか。
と、思いました。

ちょっと、心のゆれ動いた、おやつ会でした。

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2016年6月26日日曜日

クレームに、傷つく



おととい、金曜日の夜は、
あまり、よく眠れませんでした。

仕事で、いやだなぁ、と思うことは、
たまに、あります。
でも、今回のように、
ボーン、とバクダンが落ちたような気持ちになることは、
あまりないです。

でも、
数年に一度、そういうことがおこります。
もう、こういう経験はあるのだから、
慣れてきてもよさそうなのに、
やっぱり、毎回、押しつぶされそうになります。

予告なしに、そういうことがおこる、
その、サプライズ感も、
苦手です。

とはいえ、
「はい、きょうの午後には、いやなことがおこりますので、
準備していてください」と
だれかが、言ってくれるわけもありません。

それに、やっかいなことに、
いやなことを言われている最中は、
それが、不当な攻撃だとは、気がつかないのです。

気がついていれば、
なんとか、もう少し、冷静に、
やり過ごせていたかもしれないのに。

ふつうに、会話をしていると思っていたら、
なんだか、話が、ずいぶん変なのです。
ので、軌道を修正しようと、けんめいになっていると、
ますます、変な方向に、行きそうになりました。


私のクラスに、あまり練習をしない転校生がいます。
そのお父さんから、文句がでたのです。
文句は、いいとして、
一方的に、決めつけられて、
文句を言われたのです。
とても悲しいし、くやしいです。

(みなさんは、こういう時、
どうなさっているのでしょう)

この一年間、この新入生には、
ずいぶん、神経つかって、
自分としては、最善をつくしていたんですが。
まぁ、しかたありません。

それは、ともかく。

もうひとつ、いやなことがあります。
こんなこと、大したことないから、
さっさと、気分を切りかえたらいいのに、
なかなかそれが、できないことです。

その日の夜は、
なかなか寝つけなかったのに加えて、
さらに、夜中に、目がさめて、
傷ついた気持ちに、どっぷり、つかってしまいました。

あの時、こう言えばよかったのかな、
でも、
「ただ、単に、率直に言ってみただけですよ。
フレンドリーにね」なんて言われて、
かなり、いやな感じです。
そんな「フレンドリー」なんか、いりませんよ!と、
イライラしたり。

でも、やっぱり、ああ言ってよかった、
ちゃんと説明して、
「やり方が悪かったかもしれませんが、
最善は、尽くしましたよ」と言えたし。
それは、自分でも、ちょっとよかったとは思う。

でも、
あんなに失礼なこと言って、
それで状況がよくなると思ってるなんて、
あの人、
いったい、どんな人なんだろう、
と、あきれたり。

でも、私がどんなに、あきれても、
あの人は、あの人のまま。
あの人の顔が、見えてきて、
ますます、腹が立ちます。

でも、でも、でも、
と、
ぐるぐる、頭が活発になっています。

そして、早く、頭からこの考えが、
飛び出せ、
なくなれ、とも
思います。

でも、胸は、
つまったような気持ちになったまま。
いつまでたっても、同じです。

などなど、
いろいろ考えて、くたびれて、
そのはてに、
いつのまにか、眠ってしまったようです。

さて、
朝、目をさましたら、
眠りが足りなくて、ちょっときつかったですが、
でも、
胸は、すっきりしていました。
自分でも、意外でした。

あぁ、よかった。
気分の切りかえ、できたのかしら。
この夜は、ちょっときつかったけれど、
これは、もしかすると、
いやなものが出ていく、煙突のようなものだったのかな、
と、思ったりしました。

この次からは、
もう、こんなに傷つかなくてすむと、
いいのですけど。

きょう、日曜日は、
涼しくて、いい天気で、気持ちいいです。
先週の、蒸し暑い日々とは、うってかわって、です。

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2016年6月24日金曜日

ホームシックになる時、ならない時



学年末で、いろいろ行事があります。
書きたいことも、たくさんあります!

まずは、先日、日曜日、
近所の方と、となりの県に、あそびに行った時のこと。

となりの県といっても、そう遠くはありません。
ただ、ふしぎなことに、あまり行きません。

昔、杉並区に住んでいたころ、
杉並区の情報ばかりはいってきた、ことを
思い出します。
うちのうらの、すぐそこは、中野区でした。

でも、「区報」が、はいってこなかったからかもしれません。
中野区は、ちょっぴり外国のように思えました。

それと同じか、となりの県に、あまり行ったことがないです。

それをきいて、とてもなつっこい、近所のご夫婦が、
おいしいレストランや、
おもしろそうなお城があるから、
行こうよ、とさそってくれました。

ほんとうに、
レストランは、とっても、よかったです。
それに、いつもと違う人たちと食べるのは、楽しい。

気さくで、おいしい魚料理でした。
遠いのに、新鮮なお魚をもとめて、
海辺まで、買い出しに行くそうです。
びっくり。

さて、
問題は、お城。

ここ、ロワール地方には、お城がたくさんあります。
お庭も、中も、すてきです。
でも、私の好みからいうと、
ちょっと派手すぎる、というのが正直な感想です。

今回も、お城、どうかな、と、
思いました。
でも、誘ってくれる人たちは、
「すごいお城だ」と、ちょっと興奮ぎみです。

実際、とてもすてきでした。
ブレゼ城といいます。

着いたとたん、ほんとうに、すばらしいお城が見えます。
お殿さまの、スィートホームではありますが、
戦争中に、たてこもるようなお城でもあるそうです。

お堀が、深くて、
地下も、ものすごく深いお城でした。



いざ、おりてみると。

たくさんの地下室があって、
ほこりだらけです。
パン焼きかまどがあったり、
ワインをつくるところ、
そして、
おかいこ(蚕)を、飼っていたところも、あって、びっくり。

あぁ、シルクロードをつたって、お蚕も、ここに来たのかしら。

また、
とても重々しい、とびらもありました。
ほこりや、クモの巣が、かかっています。
きけば、中世の、とびら、だそうです。
まぁ、
そんなに古いのに、だれも、気にかけていないみたい!

厚ぼったい、とびらの木を、なでながら、
中世の人も、さわったのかしら、と
思いうかべました。

とってもすてきな、とびらだと思います。



























この小さなかまどは、
非常時の「かまど」だそうです。

遠いむかし、中世のころ、
戦争がおこった時、
お殿さまは、お城にたてこもったそうです。
そして、
村中の人たちも、この広い地下に入れて、守ったそうです。

この小さなかまどは、
そういう時にパンを焼く「かまど」なのです。
でも、村中の人が、
お城の、地下にこもるなんて!
それに、酸素は、じゅうぶんに、あったのかしら。

そして、
その時の、村人の気持ちを、思いうかべて、
不安な雰囲気を、想像してしまいます。
小さい子も、いたかしら。

などなど、
思いうかべているうちに、

お城の、上の方に、あがってきました。

すると、がらりと変わって、
お殿さまの、豪華な、生活の様子が、
うかがわれます。
なんでも、かざりが、ゆたかなこと。
フリルや、金の額縁が、かなり多いです。

でもこれが、私には、ちょっぴりつらいのです。

とたんに、なんとなく、
うちに、帰りたくなります。
この美しさを、あまり気に入らない自分が、
申し訳なく、思えてくるのです。
ホームシックのような気分です。
あぁ、なんだか、
木でできた、日本の民家を見たいなぁ、
と、思ってしまいます。

でも、
さっきの地下の、家来の人たちの、生活の様子は、
おもしろかったな、
こういうのを見ている時は、
自分は、ホームシックにならないんだけどな、
などと、

損にも、得にもならない、
妙なことに感心しながら、また、散歩を続けました。

気さくな人たちと、一緒で、
楽しい、一日でした。


外のカフェで

























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2016年6月17日金曜日

貨物船に、のる



きのうは、いつもの、ハリの先生のところに行ってきました。
病気だから、ではなくて、
健康だから、行ってきたのです。

なにかというと。
健康診断書を、2通、書いてもらいました。

ひとつは、
先日お話しましたとおり、
ダンススクールで、
ヒップホップのクラスに入るため。

もうひとつは、
貨物船で、旅をするため。

前々から、貨物船に乗ってみたいと
思っていたのです。
調べてみると、
私のように、船の旅をしたがる人は、
少ないですが、でも、
いることは、いるのです。

そして、それが可能だということが、わかったのです!

話すと長くなりますが、
いろいろなところへ、行けるのです。
時間さえあれば、世界一周することもできます。

できたら、いつの日か、
フランスから、日本は横浜港まで、
40日くらいかけて、行ってみたいと思います。
そして、飛行機で、フランスに戻るのです。

貨物船ですから、
豪華旅客船とはちがって、
旅人は、多くても、12人しか、とってくれません。
それに、船の上に、
大した娯楽があるわけでもありません。

くる日も、くる日も、
ひたすら、海と空をながめることになります。
ほかの、旅人さんとも、お話ができるかもしれません。
星空、日の出、沈む夕日が、すてきかもしれません。
ご飯は、船長さんをはじめ、スタッフと一緒かもしれません。

書いているだけで、わくわくしてきます。

港では、クレーン、コンテナの作業を見られるはずです。
太平洋では、イルカがはねるのを、見た人もいます。

というような、旅です。

この7月のはじめに、ちょうど、
時間がとれることになりました。
手はじめに、5日間の旅をためします。
家族をおいて、一人で行ってきます。

この船は、
イギリスから、中国あたりまでぐるーっと回って、
またヨーロッパに帰ってくる、
84日間行程の、コンテナ船です。
とてつもなく大きな船だそうです。
その行程の、最初のちょっとを、味見してきます。

ドイツの、ハンブルグ港で乗って、
フランスの、ルアーブルでおります。
これでしたら、もし万が一、船酔いして、アウトになっても、
すぐに、ベルギーの港あたりで、おりられます。

というわけで、
わくわくしています。
同時に、ちょっと、不安でもあります。

船は、いつ発つか、はっきりわからないから、
港には、2日前くらいから待っていなくてはならない、
と、言われました。
そう言われると、不安でもあるし、おもしろいなぁ、とも思います。
貨物船は、荷物の積み込みの仕事がすんだら、
なるべく早く港を発つ、という習慣なのだそうです。

だから、早くすんだら、予定より早くても、
さっさと港を出てしまうそうです。

なんだか、
人間のリズムにあわせた、リズムだと思います。
気に入ってしまいます。

それに、
どうせ、ぴっちりスケジュールを決めたって、
天候の具合によって、大幅に、変わってしまうのです。

健康診断書を書いてくださった、ハリの先生が、

貨物船に乗るときいて、
「いいね〜!新鮮だね!」

そして、ヒップホップを踊りたい、ときいて
「うおっほっほ、いいね!」と

喜んでくださいました。

なんだか、突然、いつになく、新しいことを始めてしまいました。
自分でも、ちょっと、ついていけない感じです。
どうなることか、
楽しみのような、緊張するような気持ちです。


これは、
いただきものの、ハスの種。

説明書きどおりに、試してみたら、
こんなふうに、芽がでてきました。
毎日、のび具合を見ては、気持ちが、さわやかになります。
すごい勢いで、シューッと、のびてきています。

ハスの花、咲くといいです。

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2016年6月14日火曜日

恥ずかしい、でも、試してみたい

きょうは、休みの日でした。

朝は、ジムに行って、ピラテス体操をしました。
この先生のクラスは、
お年寄りマダムがいっぱいです。
先生が、若くて、筋肉もりもりのお兄さんだから、
お年寄り女性に人気があるのだ、
と、夫は言います。

そうでしょうか?!
無口だけど、気遣いのやさしい先生だから、だと
私は思うのですが。

ところで、
きょうの午後、私としては、たいへんな行動をおこしました。
ちょっと、自分でも、うれしいです。

ダンススクールに、電話をして、
ヒップホップのクラスに、入りたいのですが、
と言って、いろいろたずねたのです。

べつに、大したことではありませんが、
実は、ここまでくるのに、
5.6年かかりました。

若者むけの、このダンスが、私は大好きなのです。
以前は、
道ばたや、駅の構内で踊っている人が、けっこういました。
中には、すばらしい踊りをする人もいて、
とても感動します。
練習中の人の踊りだって、感動します。

みなさん、リズム感、抜群です。
表現力たっぷりな人、技巧を磨いている人、
いろいろいて、
おもしろいです。

私も、ぜひ、踊りたい!

でも、
私のような、50すぎの人が踊れるのでしょうか。
(恥ずかしい)
百歩ゆずって、もし、できるとして、
いったい、どこで習えるのでしょう。
ストリートダンスは、もともと、
外で、仲間同士で教え合って、踊るものですし。

私のようなおばさんに、
そんな仲間をつくれるのでしょうか。
若者グループの中に、
私が行ったら、ぜったいシラけそうです。

などなど、「できない理由」ばかりが、
うかんできます。

でも、この世を去る前には、
ぜひ、一度くらいは
試してみたい!

と、ぐちゃぐちゃ思い悩むこと、数年。
そして、とあるスクールに、
「大人向け」クラスを見つけたのが、2年前。

大人向け、と書いてあるのだから、
きっと、大丈夫。
50過ぎだから、ダメです、とは言わないでしょう、
でも、クラスのみんなが、もっと若くて、
私だけ、おばさんだったら、どうしよう。
年のサバ、読もうかしら、
日本人は、若く見えるから。

などなど、
いろいろ考えても、答えは出ないどころか、
日に日に、事態は、悪化していきます。
ますます、年をとってしまいます。

そんなふうに悩んで、さらに2年たったのですが、
きょう、
ほんとうに、どういう勢いかわかりませんが、
体を動かしたいという気持ちが、
ふっと、わいてきて、
あ、ヒップホップ、やってみよう、という気になりました。

恥ずかしい気持ちも、どこかへいってしまって、
さっそく、電話をしました。

今、どんな先生かな、どんな人が来るのかな、
と、興味シンシンでいます。

新学期は、9月からです。
とても楽しみです。
でも、行く間ぎわになって、
また、ちょっと恥ずかしくなるかもしれません。


















夕方の散歩道では、
ティヨル、(日本語では、菩提樹?)の、
花の甘い香りがしてきました。
毎年、この香りがすると、
もうじき、夏だなぁ、と思います。

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2016年6月12日日曜日

甘い蜜だけ、吸わせてもらう



きのう、仕事から帰ってくる時、
電車の中で、
かわいいお嬢ちゃんが、
大きなおとうさんの背中につかまって、
だっこされていました。

それが、かわいいのなんのって!

それに、髪の毛が、たくさんの、きれいな色のひもで、
結ばれていて、おしゃれ抜群。
針さしにさされた、待ち針のようです。

(失敬。写真とらせていただきましたよ)






















それから、ようやく、家のそばに帰ってきたら、
ちっちゃな子どもたちが、
行列になって、どこかから帰ってくる様子。

はぐれないように、列がみだれないように、と、
先生が、工夫なさったのでしょう。
全員、それぞれ、前の人の服に、つかまっています。

それも、かわいいこと!

あひるのお母さんについていく、ひなたちとそっくり。

かわいい、子どもたち。
こうして、はたから見ていると、心がほっこりします。

でも、「かわいい」子どもたち。思い出しますが、
いざ、そばにいると、
必ずしも、かわいい時だけではありません。

ぐずったり。
言うこと、きかなかったり。

親御さん、
幼稚園の先生、
毎日、いろいろ、
手を焼いているはずです。

でも、まぁ、いいか。
私に何ができるわけでもないし。
こうして、遠くからながめて、
「かわいいなぁ!」と、
ほっこりさせてもらいましょ、

と、思いながら、家に着きました。



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2016年6月7日火曜日

どうして、かたづけができないのだろう



おととい、日曜日、友人夫婦のうちに行きました。
庭の金魚が、ふえすぎたから、もらってくれと
言うのです。

これ以上ふえたら、池の水より魚の方が多くなり、
水を入れるスペースがなくなる、
急いで、とりにきてほしい、なんて、
冗談を言っています。

夕方、バケツを持って、行きました。

いいなぁ!
うちにも、金魚は、ちょっといるのですが、
たまに、数は減ることはあっても、
ふえる、ということはありません。

もうひとつ、
いいなぁ、と思うことがあります。
そのうちは、いつも、きちんときれいに
シャッキーン!とかたづいていることです。
実にきれいです。

庭も、すてきです。
まるで、入場料をはらって見物する場所のようです。

いいなぁと思いますし、
軽く、落ち込みます。

私は、どうも、かたづけが苦手です。
うちが、そんなに、散らかっているわけではありませんが、
たとえば、台所などは、
なんとなく、道具やら、
使いかけのものが、でています。

しまうのがへたなのかもしれません。

それからもうひとつ。
彼らは、ものすごく行動的です。
私の3倍くらいのことをしているように思えます。
これも毎回、軽くショックをうけます。

おとといも、
バケツをもって、金魚すくいをしようと勇んで行ったらば、
もう、金魚は、すくってあって、
ちゃんと用意されていました。

そして、ちょっと金魚のはなしをして、
すてきな庭のいすを、用意してくれて、
おやつ。
あれ、これはおいしくないね、じゃ、これはどう?と
また、別なものをだしてくれます。
そして、おしゃべり。

その間に、おかあさんは、娘さんを迎えにいったり、
おとうさんは、ひよっこり訪ねてきた友人と打ち合わせをしたり、
ちょっと忙しいです。
でも、そのまま座り続けて
とりあえずそこにいる人とおしゃべりしていると、
街に出て、どこかで食事しよう、という流れになりました。

日曜日の夕飯を、友人と外で食べるなんて、
何十年ぶりかです。
いつも、日曜日の夜は、シンプルに、残り物でも食べて、
新しく始まる一週間にそなえて、
なんとなく、家で待機している、という感じです。

そんなわけで、
数時間の間に、
知らない人とも、知り合いになって、
思いもかけず、
みんなで、レストランに行くことになりました。

私の好きな、駅の、ビュッフェでした。
ナイフとフォークで食べる、ハンバーガーセット(おいしい!)と、
生ビールにしました。

友人夫婦と、友人と、お嬢さんと、
私と、夫とで、
いつもとはちがう、にぎやかな、楽しい夕べになりました。

友人夫婦のおかげです。
そんな楽しい流れに、まきこんでくれる、
すごい人たちだな、
と、いつも、賞賛の目で、見ています。

もらった金魚も、もしかすると、
わが家で、この先、ふえるかもしれません。
楽しみです。

ロワール川に日ざしが戻りました。ポカポカいい気持ちです。

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2016年6月5日日曜日

ロワール川、ピークを超える



このところ、フランスでは雨がふりすぎて、
水の難が、でています。

私の住む地方でも、水が入ってしまった家や、
閉ざされた道が、たくさんあります。
音楽フェスティバルも、ひとつ、見送りになりました。

いつもの原っぱが、湖のようになっているところもあります。

私は、ロワール川沿いをよく散歩します。
でも、
強い流れに飲みこまれたりしては、いけない、と思ったので、
この一週間くらい、行きませんでした。

けさは、雨もようやくあがったので、
しばらくぶりに、行ってきました。
どんなふうになっているか、興味シンシンでした。

すると、
いつも歩いている、川沿いの道は、水の下。
近よることができません。
木も、ベンチも、芝生も、全部、水の下でした。

そして、
私と同じように、興味シンシンの人(?)が、何人か、
カメラをもって、来ていました。

あひるだけが、ふだんと同じに、うろうろしていました。
水かさがふえても、あまり気にしていないようです。

予報では、これからしばらくは、
いい天気になるそうです。
ので、水かさも、下がるはずです。
もう、大丈夫。
ピークは越えたでしょう。


それにしても、
これだけ、技術が発達して、
インターネットで、色々なことができるようになっても、
水を、コントロールできない、というのは、
ちょっと、不思議です。
何とか、ならないのでしょうか。

「若者よ!どんどん勉強して、開発しておくれ」と
言いたくなってしまいます。

ところで、
散歩の帰りに、
こんな張り紙を、みつけました。
落書きの一種。



目覚まし時計に、何となく気をひかれて、
近よってみたのですが、

「起きなさい!おそすぎる、ということはありませんよ」

なんて、書いてあります。

時計のブランド名は、「わかる」。
いったい、なんなんでしょう。
気になります。
よくわかりませんが、



みなさん、
よい週はじめを、おすごしください。
きょうも、読んでくださって、ありがとうございました。

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売れ残りのパンは、もっとおいしくなる





きのうは、午後の仕事で、30分くらい、ひまになりました。
おやつを持ってこなかったので、
おなかもすきはじめました。
ちょうどいい!
さっそく、
パン屋さんまで、チョコパンを買いにいきました。

ところが、売り切れ。
「アーモンド入りの、しか、ないです」と言われました。
「しか、ない」というのは、
なぜかというと、
それが古いパンのリサイクルだからです。

まぁ、ふつうは、クロワッサンの売れ残りが、
アーモンド入りになります。
中にアーモンドクリームがはいっていたり、
上に、スライスアーモンドが散らしてあって、
また、焼き直しされているのです。
おなかに、ずっしりきます。

一方、チョコパンのアーモンド入り、
というのは、はじめてです。
どうしよう。
でも、ほんとうに、おなかがすいているのです。
おなかに何かを入れとかないと、仕事にならないかもしれません。
多少は、もたれても、まぁいいか、と、
実行にうつしました。

それが。
おいしいです!
バターたっぷり、お砂糖もですが、
アーモンドも。
それに、まだちょっと温かいです。
エネルギーたっぷり。
これから、冬の山でもなんでも、歩けそうな気分になる、パンです。

写真にとればよかったかもしれませんが、
うっかり、忘れていました。

お店の前の、花壇のあたりのベンチにすわって、
一人、
こんな、菓子パンをいただきました。


ところで、
私のふるさと、東京にいる祖母は、
今年、百才になります。
病気もせずに、元気です。
私の、自慢です。

ふた月まえ、里帰りしたときに、その祖母と、母と、3人で、
施設のそばの、
やはり、こんなベンチで、一緒に菓子パンを
いただきました。

そんなことを、思い出しました。
今ごろ、どうしているかしら。

そして、
花壇の花を、見て、
また、仕事場にもどりました。
おなか、ちょっと、ずっしりでした。















仕事場の木の花。ジャスミンの香りがします。名は、わかりません。
























きょうも、読みにいらしてくださって、どうもありがとうございました。
よい週末を、おすごしください。

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